スーツは主にビジネスシーンで着用されるため、他の洋服に比べて特に見た目や相手に与える印象が特に重要です。サイズ感や着こなしももちろん印象に影響しますが、色や柄も大きくイメージが変わってきます。
そこで今回は、色・柄別のイメージについて解説します。人の心理を分析し、自分にぴったりのデザインを選ぶようにしましょう!
目次
色別の印象
色は人に与える印象が大きく変わる要素です。人間は色から連想するイメージが構築されており、人によって多少の差はあるものの、大きく分けると以下の二つに分けられます。
赤やオレンジ、黄色などの暖色系 | 温かく包み込むようなイメージ |
青や紫、濃い緑などの寒色系 | 涼しげで清涼感のイメージ |
スーツなどの洋服では、同じ系統の色味であっても濃淡によって大きく印象が変わるのも特徴です。自分自身を表現するためにカラーを選ぶのも大切ですが、ビジネスシーンでの着用がメインの場合は、相手にどういった印象を与えるかを基準にしてカラー選びをしてみましょう。
フレッシュ × エネルギッシュな印象のカラー

ネイビーや濃いグレーは寒色系に分類されますが、明るめのネイビーやライトグレーになると一転、フレッシュでエネルギッシュな印象に変わります。
◾️ライトネイビー◾️
ネイビー(紺)は、ビジネスシーンでの活用はもちろん、スーツの中でも最もポピュラーなカラーといえます。
そんな王道のネイビーですが、多くの方が着用している中でもフレッシュでイキイキとした印象を相手に与えたい場合は、明るさをプラスしたライトネイビーがおすすめです。明るくなることで若々しさが溢れるカラーになり、仕事も一段と軽やかになるのではないでしょうか。
もう一味変えたい方は、さらに青みが強いブライトネイビーというチョイスも良いかもしれません。
◾️ライトグレー◾️

グレーのスーツは幅広い世代で人気のカラーで、濃度によって印象を変化させることに優れています。グレーには、「チャコールグレー」「ミディアムグレー」「ライトグレー」といった種類がありますが、中でも明るめのライトグレーを選べば、ライトネイビー同様フレッシュな印象になります。ライトグレーは、季節で見れば春夏にぴったりのカラーで、パステル寄りのピンクやイエローの小物を組み合わせることができるカラーでもあります。
逆に暗めのグレースーツにすれば大人な重厚感を演出できます。
落ち着いた大人なイメージのカラー
◾️チャコールグレー◾️

チャコールグレーはかなりブラックに寄せた色で、明るめのブラックとも言い換えることができます。ライトなカラーにはない重厚感や厳格なイメージのカラーなので、落ち着いた大人な印象を身につけたい場合はチャコールグレーがおすすめです。
◾️ダークネイビー◾️

ダークネイビーもチャコールグレーと同じダークなカラーで、こちらも落ち着いた雰囲気が強い印象になります。ダークトーンのカラーには、誠実さや真面目さを相手に与える効果があるのでビジネスシーンでは特に有効でしょう。
おしゃれでカジュアルなカラー
◾️ブラウン◾️
暖色系に分類されるブラウンは、おしゃれでカジュアルな印象の色合いです。ビジネスカジュアルなスタイルが取り入れられ始めた昨今だからこそ人気が高まっているカラーです。一般的なネイビーやグレーに比べてかなりカジュアルな印象になるため、着用したい場合は会社の規定や業種によって判断するようにしましょう。
個性が際立つカラー
◾️ベージュ◾️
ベージュはブラウン同様かなりカジュアルな印象のカラーですが、さらに個性的なスタイルになります。ベージュは優しい暖かさが魅力のカラーで、他の人と違う印象にしたい場合はおすすめです。
ただ、ベージュのスーツ自体はまだ珍しいカラーのため、ブラウン同様着用する場合は慎重に検討するようにしましょう。ビジネスシーンではない結婚式やパーティーなど場面できる場合は、思い切ってベージュに挑戦してみても良いかもしれません。
フォーマルなカラー
◾️ブラック◾️

ブラックは、フォーマルな場に相応しい無難なカラーです。ブラックスーツを選んでおけばビジネスシーンではまず間違いはないですが、注意する点としてブラックスーツには冠婚葬祭用があるということです。光沢にない真っ黒なブラックの場合はお葬式などにも着用するイメージになってしまうため、ビジネスで活用する場合は気をつけてください。
ブラックのスーツの利点はどんなカラーや柄の小物でも合わせられる点にあります。暗いイメージにならないために、明るめのネクタイなどを組み合わせるとワンポイントになってgoodです。
柄別の印象
カラー同様に、柄によってもスーツ着用時のイメージが大きく変わります。ここではスーツの定番柄をご紹介します。
シャープな印象の柄
◾️ストライプ◾️
スーツの柄におけるストライプ柄です。ビジネスシーンでも問題なく活用でき、無地と同じくらい汎用性が抜群の柄です!ストライプの一番の特徴はシャープな印象を与えるのが特徴です。線の太さを変えるだけでも印象が変えることができ、線が細い=さりげない上品さ、線が太い=カジュアルイメージになります。
さりげないおしゃれが際立つ柄
◾️シャドーストライプ◾️
シャドーストライプも人気の柄です。シャドーストライプは厳密にいうと柄というよりは生地の織り方によってストライプの見え方を表現しているものです。通常のストライプ柄にアクセントを加えたい場合はシャドーストライプに挑戦してみましょう。こなれたおしゃれ感と大人な印象を与えることができます。
◾️シャドーチェック◾️
シャドーストライプと同じく、同色の織り柄でチェックを表現しているチェック柄がシャドーチェックです。柄の存在感自体はが薄く主張は強くないため、無地に近い感覚で着こなせる着回し抜群のカラーです。シャドーチェックは、シャドーストライプに比べればカジュアル寄りの印象になるということは覚えておきましょう。
個性的な印象の柄
◾️ハウンドトゥース◾️

ハウンドトゥースとは千鳥格子柄のことで、カジュアルにもフォーマルにも着こなすことができます。柄が細かいものは落ち着いた印象になり、遠目には無地に見えることもあります。柄の大きいものはファッション性が高く、個性を強調できるのが特徴です。インパクトがありカジュアルな印象になるので、休日の外出やパーティーシーンに最適です。
◾️グレンチェック◾️
グレンチェックはあまり聞きなれない柄かもしれません。ヘアラインストライプや千鳥格子を組み合わせたチェック柄のことで、千鳥格子よりもさらに上品な印象を与えてくれるチェック柄です。ウール素材であることが多く、マフラーやスカート、コートなどに利用されることが多いで柄ですが、スーツにも使用されます。
◾️ウィンドぺーン◾️
ウィンドペーンは、1色だけ使用したシンプルなチェック柄です。シンプルなチェック柄なので着こなしやすい一方、ストライプ柄よりはややカジュアルな印象になりますので、そこを考慮して選択するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はカラーと柄によって与える印象の違いをご紹介しました。オーダースーツでは自分好みにカラーも柄も仕立てることができるのが魅力です。自分だけの最高の1着が欲しい!そう思っている方はぜひfromGまでお問い合わせください。