日々猛暑が続いていますが、この夏を乗り切るといよいよ過ごしやすい秋シーズンが到来します。この夏に大活躍してくれたスーツ、汗や汚れなどが蓄積し、新しいスーツの買い替えを検討されている方も少なからずいるのではないでしょうか?
そこで今回は、秋冬スーツにおすすめの生地やカラー、柄をご紹介します。オーダーでのお仕立てを検討されている方は早めの準備開始が吉!ぜひ参考にしてください。
目次
準備はいつから始めればいい?
秋冬用のスーツをオーダーで仕立てる場合は、新作の秋冬生地が出始める8月末から9月末ごろまでに注文を完了させておくと安心です。オーダースーツは注文内容やスーツ屋さんの繁忙期などによって1ヶ月から2ヶ月ほど手元に届くまで時間がかかるため、早めの準備&注文がおすすめです。特にオーダーの場合は人気の生地やカラーなどが完売してしまうこともあるため、よりこだわりたい方は遅くとも8月頭にはスーツ屋さんでオーダーをスタートさせましょう!
秋冬スーツの生地はどう選ぶ?
秋冬スーツは寒さ対策も可能な生地を選ぶことが大切です。生地の種類は大きく分けると主に「素材」「使用する糸」「織り方」の3つに分かれますが、ここでは秋冬スーツにおすすめの織り方と生地を中心にご紹介します。
秋冬スーツには綾織の生地がおすすめ
スーツ生地の織り方は主に平織と綾織に分かれます。平織は主に春夏、綾織は今回のテーマである秋冬用のスーツに使用されます。綾織は平織よりも織目が複雑になる降り方のため、密度が上がり保温性が向上します。そのため寒さ対策にもなり、綾織がおすすめな部分です。また、綾織はツヤがある滑らかな肌質感のため、大人なビジネスマンのオーダースーツにももってこいです。
綾織で使われる素材
秋冬スーツに使われる素材はやはりウールが最もポピュラーではないでしょうか。が中心となります。風合いもっと良くしたい場合にはカシミアを、伸縮性などの使い勝手を向上したい場合はポリエステルなどの合成繊維を使用するケースが多いです。
カシミア | 高級感があり肌触りが良く、軽さと保温性に優れた素材です。 |
ウール | スーツ生地のメイン素材で、滑らかさとしなやかさが魅力の素材です。 |
ポリエステル | ポリエステル素材は、主にウール素材に強度を加えたい場合やストレッチ性を向上させるために使用(混紡)されます。 |
ポリウレタン | ポリエステルよりも強いストレッチ性が特徴です。 |
綾織の代表的な生地
綾織で織られた代表的な生地はいくつかありますが、その中でもおすすめを紹介します。
フランネル | 冬用スーツの生地におすすめの起毛素材。起毛による冬生地で、実用的な保温性があります。 |
ツイード | 粗目の織目で厚みがあるのが特徴の生地です。 |
ギャバジン | 織る時に横方向となる緯糸を縦方向の糸の倍の本数で織り込んで作られた生地で、通常の綾織よりも丈夫です。 |
秋冬スーツにおすすめのカラー
4つのうちどれが良いか分からず決められないという方は、暗すぎず少し明るめのネイビーカラーをおすすめします。ネイビーからを持っておけばビジネス以外のシーンでも着用できる汎用性が高い上、ブラックほど暗くないため自由な着こなしも実現しやすいです。
ネイビー
ミディアムカラーからダークカラーまで、比較的幅広い色合いが着用出来るのがネイビーの最大の魅力です。ネイビーは上品な艶感とさりげない明るさを持ったカラーのため、秋冬の季節にはおすすめのカラーです。ネイビーを選ぶ際はできる限り明るすぎないカラーを選ぶようにしましょう。明るすぎるとブルーカラーになり、途端に派手さやカジュアルさが目立ってビジネスにふさわしいと言えなくなります。
ブラック
ブラックをチョイスしておけば汎用性は抜群ですが、ビジネスシーンで主に着用する場合は無地のブラックは選ばない方が無難です。さりげない柄が入ったブラックやストライプなどの装飾があるものを選ぶと良いでしょう。
グレー
ブラックやネイビーに比べて、グレーのスーツはオシャレさがグッとアップするカラーです。特にポイントなのは、シャツやネクタイなどの小物アイテムを合わせやすいところになります。色々アレンジしたい方はグレーに調整しても良いかもしれません!
ブラウン
ブラウンカラーのスーツも、明るすぎないブラウンを選べばビジネスシーンでも着用可能です。特に紅葉などが魅力の秋にはぴったりのカラーと言えます。ただ、近年のカジュアルスーツの浸透に合わせて広がってきたカラーのため、ブラウンを選ぶ際は自分の会社規程や業界の常識などを事前に確認しておくようにしましょう。
秋冬スーツにぴったりの柄
無地
無地のネイビースーツなどを選べば、シャツやネクタイのコーディネートがしやすく、さまざまな場面で着用できる着回し抜群のビジネススーツになります。無地は素材感が出るため、ウール素材を選び高級感を演出するのがおすすめです。
織柄
生地の織り方で柄を表現したものを「織柄」と言います。格式高めの柄で、織柄の中にもシャドーストライプやシャドーチェックなどの種類が存在します。
ストライプ
ストライプは比較的どんな方でも取り入れやすく、細いラインのピンストライプから、はっきりとしたストライプまでバリエーションが豊富です。オーダースーツになると量販店にはないストライプ柄を取り扱っているお店も多いため、ぜひ相談してみましょう。
チェック
チェック柄もさりげないものをチョイスすればビジネススーツでも大活躍します。薄い色のチェック柄や派手なものまで幅広くありますが、ビジネスではマイクロチェックが無難です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はもうすぐ到来する秋冬シーズンに合わせて、秋冬スーツの選び方等をご紹介しました。ぜひ参考にしていただき、今年の秋冬ビジネスシーンをもっと楽しくカッコよく乗り切ってください!